関西弁

うちな
20年後のあんたに会いたいん
いまどき珍しい
でっかい夢をもっているあんたやもん
20年たったとき
どんなステキなおじさんになって
その夢と取っ組んでるか見たいんや
なっ　ええやろ？
指きり　指きり
約束したで

それでな
ものは相談やけど
20年たってから会うゆうても
連絡とるのん大変やろ
せやから
20年ずっと一緒にいてたら
手間が省けて
お互いの為や思うんやけど・・・・・
どお？

そばにいて　ええ？


小春日和というにはちょっと早いけど気持ちは小春日和いっぱい。
陽射しが柔らかな秋の午後
商店街をお年寄りのカップルが歩いている。
おじいちゃんは杖を持ち、おばぁちゃんはおじいちゃんの腕を持ち
互いに相手を支えあうようにゆっくりゆっくり歩いている。
二人が今の二人になるまでに、どんな二人の人生だっただろう、なにが二人の人生にあっただろう・・・
心の奥底に仕舞い込まれた思い出はどれほどだろう・・・

今、二人は互いに相手を必要として、二人が一つになって「人」になっている。

自分の過ちも、相手の過ちもすべて飲み込んでいつか、
ああなれたらいいなぁ〜