セント・オブ・ウーマン 夢の香り
主演 アル・パチーノ  クリス・オドネル

 全寮制名門校の生徒チャーリー(クリス・オドネル)は、休暇中のアルバイトで全盲の退役軍人フランク(アル・パチーノ)の世話をすることになる。
頑固で人間嫌いの彼に押し切られ道先案内役としてニューヨークに旅に出る。
最高のホテル、最高のレストラン、最高の車、そして最高の美女を求め歩くフランクに引きずり回されるチャーリーは面食らうが、実はこの旅にはひとつの隠された目的があった・・・。

 歳の差を越えた二人の男の心の触れ合いを描き、生きる事の素晴らしさを謳いあげた感動作。

 盲目の退役軍人を演じたアル・パチーノの複雑な人間心理を表現していく様は圧巻で、念願のアカデミー主演男優賞を射止めた。

 この作品を観てから映画は、特にヒューマンドラマは字幕に限る!と思うようになった。
セント・オブ・ウーマンを最初に字幕で観て感動した、そしてTVで放映されたとき吹き替えで鑑賞した・・・感動は薄れていた。
なぜ?ズタズタにカットされていたこともあるが、それだけでは無い感じがした。
もう一度字幕ビデオを観てその原因がわかった。
声優の演技力が問題と・・・
どんなにがんばっても声優の演技は、名優の鬼気迫る演技には到底追いつけないと。

ホテルの部屋でこの旅の真の目的を果たそうとするアル・パチーノ、そして真正面から体当たりでアル・パチーノにぶつかっていくクリス・オドネル、そしてラストシーン・・・
誰も踏み込む事のできない名優のテリトリーがそこにある。

「香り」で女性に対して鋭い直感を働かせるフランクは、ホテルのボール・ルームでドナという美しい娘に「タンゴを踊ろう」と誘いをかける。

フランク: Would you like to learn to tango, Dona?
《タンゴを習いたいかい、ドナ?》

ドナ: Right now? I think I’d be a little afrad.
《いまここで?ちょっと怖いわ》

フランク: Of what?
        《何が?》

ドナ: Afraid of making a mistake.
        《間違いをすることが・・・・・。》

フランク: No mistakes in the tango, Donna. It’s not like life. It’s simple. If you make a mistake, If you get all tangled up, you just tango on.
        《タンゴに間違いはないんだよ、ドナ。人生と違って簡単なんだ。間違えて、脚がからまっても、そのまま踊り続ければいい。》

ホテルの一室、立ち直れないフランクにチャーリーが語りかける。

フランク: Oh, where do I go from here, Charlie?
         《チャーリー、俺はこの先、どうすればいい?》

チャーリー: If you’re tangled up, just then tango on.
         《脚がもつれても、そのままタンゴを踊り続ければいいんですよ。》

かっこいいセリフだ〜 (^^♪

昨日観た
もう何回観た事だろう
ショーシャンクと共に大好きな作品

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索